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【インタビュー記事】自衛官、格闘家を経てジムオーナーへ異色の経歴を持つABOVE代表・小島 祥雄さんが語る、健康寿命増進への想い



洗練された環境でひとりひとりに寄り添い、理想に合わせた体型へ。

パーソナルトレーニングジム・ABOVEの設立は、ストレスを緩和しながら運動習慣を身に着け、人々の健康寿命を伸ばしたいという想いから始まりました。


代表の小島祥雄さんは、体型改善やアンチエイジング、自己肯定感の向上、ストレス抑制など、科学的に証明されたウエイトトレーニングを通して、人生のさらなる充実と健康的なライフスタイルの実現を目指しています。

今回は、ご経歴からジム運営における哲学、顧客管理や予約管理を担うアプリ・Gym'sを導入した感想などについて伺いました。



プロフィール


CEO / 代表取締役 小島 祥雄(こじま さちお)さん


1988年生まれ。新潟県出身。2006年陸上自衛隊第一空挺団入隊。訓練の一環としてウエイトトレーニングに出会い、除隊後にオーストラリアへ留学。2013年より格闘家としてのキャリアをスタートし、アマチュア修斗関東オープンミドル級優勝を果たす。2017年より都内パーソナルトレーニングジムにて4年間勤務したのち、2021年にパーソナルトレーニングジム・ABOVEを設立。Summer Style Awardフィットネスモデルトールクラス銅メダル受賞。




自衛官から格闘家を経て、パーソナルトレーナーへ


パーソナルトレーニングジム・ABOVEの設立者兼代表を務めている小島です。

トレーニング歴は約20年。パーソナルトレーナーとしては、少し特殊な経歴と言えるかもしれません。陸上自衛隊のパラシュート部隊からスタートし、除隊後は格闘家に転向。

その後、知人に誘われて都内で4年間パーソナルジムトレーナーとして働き、2021年に独立しました。こうした経歴が今日の私を形作り、ジム運営におけるベースとなっているのかもしれません。



思えば、自衛官時代に訓練の一環として本格的にウエイトトレーニングに出会ってから、

体を鍛えることは趣味でありライフワークになっています。



独立を決めたのは、これまでに蓄積してきたトレーニングの知識を、世の中に還元したいという想いが募ってのこと。自分の力を活かして、より良いサービスを提供するためにも、より自由度高く運営できるジムの開設が不可欠だと感じました。


一方でプライベートな時間は本を読むのがとても好きです。ジャンルは自己啓発から歴史、ビジネスまでさまざま。体系的に知ることで、疑問への答えを見出だせると思っています。




資金繰りからマシン選びまで、開設までにはさまざまな苦労も


独立を決めてからジム設立までは、本当に苦労の連続でした。まず資金繰りの方法についての知識はほぼゼロの状態。銀行でお金を借りるにしても、事業計画書の書き方もわからない状態でした。幸いなことに、以前の勤務先でトレーニングを担当していたお客様に開業資金の一部を出資いただけたことには、非常に感謝しています。



しかし、それでも課題は山積み。宣伝用のWEBサイト制作にロゴ作成、最新鋭のマシン選びなど、友人たちにも協力してもらい、ようやく開設にこぎ着けた......といった感じでした。

持つべきものは友ですね(笑)



ジム運営を通じて目指すビジョンは?



パーソナルトレーナーとして目標としているのは、大きく言うと社会貢献です。

具体的には、お客様とその家族の健康寿命を長くすること。ウェルビーイングを目指しています。それにより、笑顔の数がひとつでも増えてくれたら嬉しいですよね。



ストレス社会と揶揄されがちな現代。体を鍛えることに限らず、メンタル面でのサポートにも重きを置いています。

皆さん、忙しいお仕事の合間でトレーニングにいらっしゃるので、できる限りストレスを緩和できるよう心がけています。


具体的に言うと食事の面では、辛くなったら遠慮せずに食べてください、と伝えます。

しっかりストレスを発散できるよう推奨し、私生活を大きく崩すことはしません。


しかし、運動の習慣自体は自然と身につけられるようにする。短期間で一気に痩せてもらうというより、長い人生を通じてトレーニングが好きになってもらいたいんです。

そのほうが健康寿命は自ずと長くなる傾向にあるので、特に重きを置いています。

もちろん早いペースで減量されたい方には、それに適した指導をすることも可能です。


また特色としては、ボディビルの大会でしっかりと結果を出している、上位入賞経験のあるトレーナーや累計1万人以上の方々にアドバイスしてきた管理栄養士が在籍していることでしょうか。



パーソナルトレーナー / 高子 理沙(たかこりさ)さん

2019年 健康的なボディライン、肉体の美しさを競うコンテスト「サマー・スタイル・アワード」千葉大会で6位入賞。





管理栄養士 / 岩倉 なぎさ(いわくら なぎさ)さん

2016年 国際薬膳士資格取得。管理栄養士歴12年。都内で数店舗のエステサロンを経営し、累計顧客数1万人超。



的確なアドバイスには自信があります。最終的には、トレーニング方法や食事に対してお客様自身の知識でコントロール出来る状態が理想的です。

皆さんがより⼀層笑顔溢れる毎⽇を過ごせるよう、トレーナー⼀同努力しています。



加えて、設備は常に清潔な状態をキープするのが重要です。お客様には、日常を忘れてトレーニングに集中していただきたいので。ちょっと大げさですが、日本一キレイなパーソナルジムを目指しています(笑)



ジム経営の課題解決へ。ジム管理アプリを共同開発しアンバサダー就任


ジムを設立し、しばらく運営を続けてみたところ、大きな壁にぶつかってしまいました。

従業員として働いていた頃と比べて、事務作業や顧客のスケジュール管理などの負担が増えてしまったんです。

以前より自由になる時間が減り、お客様に100%のサービスを提供できなくなっているのではないか......という点が悩みの種でした。


ただ幸運なことに、システム開発会社に勤めているお客様がいらっしゃったんです。

課題について相談してみたところ、ジム運営を管理するアプリを制作していただける運びとなりました。

それに伴い、私はアンバサダーに就任。ディスカッションを重ねながら、ジム運営における課題や必要な機能についてアイデアを出してきました。


その結果、完成したのが顧客管理や予約管理を一手に担えるアプリ・Gym'sです。


こちらを導入したことで、日々の運営における悩みは大きく改善。

自動売上管理・売上予測の機能では、顧客の来店頻度もチェックでき、継続率改善の施策も実施しやすくなりました。



お客様へのリマインドを自動化したり、体重・体脂肪をはじめとする、トレーニングごとの体組成の変化をグラフ化したりといった作業も担ってくれるので、非常に助かっています。



体重や体脂肪の推移を“見える化”することで、お客様のモチベーションアップにつながり、顧客満足度向上にも大きく貢献してくれていると実感しています。


効果は数字にも大きく表れていて、アプリ導入から1年後の離脱率は前年比で10人→3人まで改善。会員数は65人→85人まで増加しました。月額のランニングコストを考慮すると、大満足の結果です。


一般的に、パーソナルジムはトレーナーが1〜2名の少人数で運営されていることが多いため、運営上のお悩みは多いはず。

自動化のノウハウを多くのオーナーさんに知ってもらい、業界の労働環境がより良いものになっていけば、とても嬉しく思います。


運営上の工数を削減できた分、ジムのさらなる拡大やサービスの質の向上をはかることが大きな目標です。具体的にはジム新設も視野に入れています。


健康は人生の質を高める重要な要素です。お客様ひとりひとりの生活に寄り添い、トレーニングを通じて皆さんの人生にポジティブな影響を与えられるよう、これからもより一層努力していきたいと考えています。


また日本各地のジムオーナーの話を伺い、Gym'sの利便性を含めて私が培ってきたノウハウをお伝えしていければ幸いです。パーソナルジム業界をさらに盛り上げていけたらと考えています。

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